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自由が丘 間(あわい)


★ぐるめ★
ーーーお店データーーー 
住所 東京都目黒区自由が丘2-11-11 水谷ビル2F
電話 03-3723-6655
時間 17:00~03:00(L.O.02:30)
休日 水曜日

ーーー食べたものーーー

焼き鳥各種/唐揚げ/軍鶏とトマトアボガドのサラダ/軍鶏手羽元と大根の煮物/土鍋炊き込みご飯/お酒 2人で10,000円弱

★Met!★
25歳にして始めてピアノを習い始めたという後輩と自由が丘・軍鶏料理「間」を訪れた。この後輩と飲みに出かけるのは、半年前の出張の時以来だった。イタリアンやフレンチ、いろいろ考えたが、会話のはずむカウンターで焼き鳥というのが妥当かと、この店を選んだのだが、この店を後にするころには、‘妥当’などと言う言葉は全く当てはまらないすばらしい店だと改心した。

とにかくとにかく出される鳥料理はどれもこれも絶品だった。特に塩で頂いたレバーなどはあまりの旨さに、口に運んでから笑いが止まらなかった。

「サラリーマンって嫌なこともあるけど、ボーナスも出て、こうやっておいしいものを食べられるんやもんなー。有り難いなー幸せやなー。今度のボーナスまでも嫌なことあるだろうけど、がんばろうなー」とシミジミと決意をし合った。

後輩は、もともとは体育会系の青春時代を送ってきたようだが、社会人になって芸術、特に音楽に目覚め、フジコヘミングのリサイタルに行ったり、音楽を身近に感じられるチェコに一人旅したりと、どっぷりと音楽にハマる日々を送っているのだった。最近習い始めたピアノ教室では、♪エリーゼのために♪のテストがあるらしく、それをパスするために日夜練習しているそうだ。私は4歳のとき、幼稚園で♪ねこふんじゃった♪を奏でる友達の姿に衝撃を受け、貧しかったにも関わらず、母に頼み込んで泣きついてピアノ教室に通わせてもらった。ピアノなど買うお金が無かったが、おじいちゃんがオルガンをプレゼントしてくれたことは今でも覚えている。そのうち、エレクトーンという存在を知り、2段に別れた鍵盤と足を巧みに華麗に操りリズムに乗って爽快に弾く姿にうらやましさを感じるようになった。シンセサイザーのコンサートに行った時には自分の視野の狭さを呪ったほどだった。ビートにのって肩をゆらしながら、頭を落としたかと思えば突き上げリズムと一体化した表現、髪を振り乱し上下に刻んだかと思えば、一番左端で額が鍵盤につくかと思うくらいのところで動きが止まり、次の瞬間、両手は一番右の端まで一瞬にすべり込み、両手が中に舞う。なんて情熱的なんだ!なんて華やかなんだ!こっちを習いたいけど、今更そんな事絶対に言えない・・・。小学校低学年にして、引き戻せない選択の苦悩を味わった。

私は地味なクラシックピアノを習っているのだ・・・という苦痛を感じながらも毎日欠かさず練習をしたせいか、発表会での腕前はいつも高評価だった。先生はことあるごとに私をピアニストのコンサートに連れ出してくれたが、いつも中盤には睡魔が遅い、極上の眠りを経験していた。しかし小学校中学年のときに、中村紘子さんのコンサートに行った時には感動して涙が出て、クラシックピアノを地味だなんて思っていた自分を猛省した。しかしながら、劇的な才能の開花はなく、高校生になってピアノの先生になるという夢を放り投げてしまった。クラシックを習ったものにとってみれば、ポップミュージックの楽譜を弾きこなすことは容易だった。しばらくはそれで満足していたが、そのうち簡単だと思っていた楽譜すらよめなくなり、指がついていかなくなり、完全に足をあらってしまった。

しかし今ではクラシックピアノが恋しい。ピアノの音色が好きで、旋律にこめられた感情や意味を心で感じることが心地よい。CDを選ぶときも、オーケストラではなく、ピアノだけのものがいいし、楽器屋さんに並んだ漆黒の黒いピアノを見ると愛おしいが、過去に裏切った引け目から、とてもとても遠い存在に感じるのだった。


もう一度習いたいと思いながらひたすら年をとってく自分とは違い、興味を持ったものにすぐにチャレンジしている後輩を見習いたいと思った。

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さやちゃん
とにかく食べることが大好き。日々健康であること、日々おいしく食事を頂ける事、大地の恵に感謝しながら、食事を楽しむ。小さな事にも感謝、感動する気持ちを持ち続けていれば、ふらりと訪れたレストランで心に残る出会いがあったりするものだ。料理について何の知識も持ち合わせていないただの素人だが、気ままに趣味の食べ歩きを綴る。
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